財団について

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シンボルマーク

棚田、茶畑、山林、焼き物……星野村は、たくさんの地域資源を持っています。それは、自然の恵みを守り、開拓し、育ててきた人々の知恵の結晶です。
このシンボルマークは、二つの「知恵の輪」のシルエットに、星野村の象徴である「星」を組み合わせています。寄り添う親子のように、自然と人、人と人とが交流するイメージと、山のかたちにも似て、星のふるさと公園全体の情景を表現しました。シンボルカラーのえび茶色は、土の色、また星野焼伝統の「夕日釉」を連想させる色でもあります。

財団の概要

一般財団法人星のふるさとは、八女市の指定管理者制度により、市所管の星のふるさと公園並びに観光文化施設の管理運営を行います。歴史、産業、文化、自然など、八女市星野村の地域資源を生かした観光・交流事業を推進することにより、活力ある地域づくりに貢献しています。

財団のあゆみ

ふるさと創生一億円事業から始まる、星と文化の里づくり

自治省が昭和63年に「ふるさと創生1億円事業」を提唱した頃、星野村においては、過疎脱却に向けた新たな地域振興策の緊急性が叫ばれていました。しかし、農林業を取り巻く厳しい情勢や山間地という条件から企業誘致は難しく、暗中模索の状態にありました。村はふるさと創生事業を絶好のチャンスととらえ、住民アンケート、活性化推進委員会、役場内会議、村議会などでの議論を重ねました。その結果、基幹産業であるお茶、美しい自然、歴史、文化遺産を有機的に結合させた観光・交流事業の推進による活力ある地域づくりを目指して「星と文化の里づくり事業」を策定しました。

1)星の里づくり

星野の地名の由来ははっきりしませんが、一説にはこの地の美しい星空に由来するともあり、そう考えるとロマンが限りなく広がります。昭和63年には環境庁の「スターウォッチング星空コンテスト」に入賞し、星がよく見える村としてのお墨付きをいただいています。このような自然条件と星にちなんだ村名を生かし、平成2年「星の里づくり」に着手。九州最大級の天体望遠鏡を有する天体観測室、四季折々の山里景観を眺めながら食事が楽しめる欧風レストラン、木造のプチホテルを複合した施設建設に取り組み、平成3年12月、「星の文化館」としてオープンしました。この施設を運営するために同年6月、村をはじめ農業協同組合、森林組合、商工会等の出捐によって設立されたのが、一般財団法人星のふるさとです。

2)お茶と文化の里づくり

星野村の特産品であるお茶の栽培は、鎌倉時代から始まったといわれ、その栽培・製茶技術の高さは全国一の定評を得てきました。しかし、京都・宇治や静岡に比べれば星野茶は、認知度、ブランド力、そしてその啓蒙活動においては今一歩及びませんでした。そこで、茶産業の発展と星野茶のブランド化への意識高揚、さらに茶道への関心を高めることを目的として、茶に関するさまざまな情報を発信する「茶の文化館」を建設し、平成6年4月に開館しました。

3)星のふるさと公園

星の文化館、茶の文化館が位置する池の山・麻生地域約25ヘクタールが「星のふるさと公園」です。昭和63年度から建設省所管の特定地区公園事業を導入して整備を行い、自然湖の麻生池を中心に静かなたたずまいを持つ、自然を満喫できるスポットとして公園づくりを進めました。この公園の維持管理も一般財団法人星のふるさとが行っています。

4)星のふるさとの発展

平成10年度より、財団の中長期的な運営と事業展開のため、運営組織体制の一新を図り、加えて麻生池の周囲に広がる「池の山キャンプ場」とレストラン「湖畔」の運営を商工会から引き継ぎました。さらに平成11年度には村営だった温泉宿泊施設「池の山荘」の運営も引き継ぐなど、順次拡大していきます。

平成13年には池の山荘に「星の温泉館きらら」を増設、おりからの温泉ブームの中、広域からの集客に貢献しています。 平成15年度からは、池の山キャンプ場に新しくできた体験交流施設「森の工作館」の運営、さらに星のふるさと公園を拡張し整備した「教育のもり」の管理も行っています。平成17年度には雨の日でも星空を楽しめる「デジタルプラネタリウム」の整備、平成20年度には築30年以上になる「池の山荘」のリニューアルなど、話題も目白押しでした。

平成21年に八女市と星野村及び周辺町村の市町村合併を経た後、平成26年度には公園内事業のうち、より公益的な要請の高い、公園管理事業や星の文化館、茶の文化館及び星野焼展示館などの文化施設の運営事業に特化。そして平成28年度の施設改修では星の文化館に再び九州最大の天体望遠鏡が整備され、平成29年度からは、より地域の情報、地域の魅力を広く発信する施設、公園へとリニューアル致します。

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