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2023.09.01
秋は月を見よう『三月見』
日本の秋の風物詩『お月見』。
秋は月が最も美しい季節として、この時期に月を愛でる習慣があります。
旧暦8月15日の月、「中秋の名月」は多くの方が聞いたことがあるかもしれません。
しかしこの日だけではなく、旧暦9月13日「十三夜/後の月」や、旧暦10月10日「十日夜」と3回月見をする「三月見」という習慣もあります。
お月見のルーツや3つのお月見の意味を知って、皆さんも月を愛でてみてはいかがでしょうか。
中秋の名月(旧暦8月15日)
今年の豊作を祈願する日。
実りの前の稲穂またはススキを飾り芋を供えます。
月の満ち欠け(新月から満月)の周期も約15日と一定ではないため、十五夜と満月の日も例年1日~2日程度ずれることがあります。
十三夜(旧暦9月13日)
「後の月」とも。
今年の収穫に感謝する日。
お米の粉で作った団子、豆や栗など採れた作物を供えます。
十日夜(旧暦10月10日)
ついた餅などを供えて、来年の豊穣を祈願する日。
稲刈りがすべて終わり、田んぼの神様が山に帰るといわれます。
2023年の「三月見」
■中秋の名月(旧暦8月15日)
2023年9月29日(金)
月齢14(満月)
■十三夜(旧暦9月13日)
2023年10月27日(金)
月齢12
■十日夜(旧10月10日)
2023年11月22日(水)
月齢9